お薦めのOAL測定
(2024.06.03)




OAL(Over-All Length)測定  
OAL GAUGE
標的
(Hornadyの OAL GAUGE です。)

今まではSINCLAIR SEATING DEPTH GAGEを使っていました。詳細はバレル交換のページ一番下で測定方法を記述していますが、計算で出さなければいけないので、かなりややっこしいです。
別件でベンチレスト協会事務局の小林さんのリバーサイドガンズ を訪ねたときに良いグッズがあるよと教えてもらいました。昔のSINCLAIRカタログに載っていましたね。
現在合併されたBrownellsのホームページには掲載されていませんでしたが、Amazonで扱っていたので購入しました。 ランドタッチの実包寸法が簡単に計測できる優れものです。

測定器具
(測定器具)

HornadyのOAL GAUGEと、加工した薬莢といつもの弾頭です。 薬莢のお尻に穴を開けてタップでねじ切りするのですが、ネジのピッチが特殊でなかなか適合するタップを見つけるのが大変との事です。私はリバーサイドガンズの小林さんに加工をお願いしました。 加工賃と日程は小林さんに御確認お願いします。 加工を御願いする前に薬莢に弾頭をシートしてからプーラーを何回かかけてロッドで押した弾頭が薬莢でするする動くようにします。そして、ボルト閉鎖できることを確認してから加工を依頼します。
タイトネック銃身の場合は加工具合でボルト閉鎖できなくなることがありますが、その時はボディダイをかけるとボルト閉鎖できることがあります。


準備完了
(準備完了)

薬莢をゲージの根元までしっかりと締めてから弾頭を挿入してロッドで弾頭が軽く動く事を確認します。
寸法を計測しやすいように切り欠きがあります。細かいところにも気が配られています。

横から
(横から)

横から見たところです。この切り欠き部分にノギスを入れて計測します。


ゲージ挿入
(ゲージ挿入)

私のストールパンダにゲージを挿入したところです。


ロッド固定
(ロッド固定)

ロッドを押して弾頭が銃身に食い込むようにします。そしてロックネジを回してロッドの位置がずれないように固定します。


弾頭回収
(弾頭回収)

弾頭がライフルリングに食い込んでいますので、専用のDROP RODを銃口から落として弾頭と薬莢を回収しますが、 指をアクション開口部から入れてなくさないように受け取ります。


弾頭先端から測定
(弾頭先端から測定)
Comparatorを使った測定
(Comparatorを使った測定)

ノギスでランドタッチの実包寸法を計測します。先ほどの切りかけ部分にノギスを入れることで測りやすいです。 弾頭にはばらつきがありますので、正確に測定するためにはBullet Comparatorを使った方が良いと小林さんに教わりましたが Amazonにはなかったため、次回Brownellsで何か注文するときに頼もうかと思いましたが、小林さんがシンクレアのコンパレーターボディとインサートの在庫1個だけあるというので、譲ってもらう事にしました。ベンチレストでなければ、弾頭の先で計測しても実用的には問題ないかと思います。
なお、安全のため実包寸法はランドタッチより0.02から0.03inchジャンプ(引いた)した長さにして撃針を外したボルトで閉鎖できることを確認します。
以下、Hornadyのコメントです。
弾丸の先端を挟んでカートリッジの長さを測定することは、装填された弾丸を測定するための信頼できる(または再現性のある)方法ではありません。最大.025インチのバリエーションは、あるラウンドから次のラウンドまで存在するのが一般的です。HornadyのBullet Comparatorは、オーガヴからの弾丸を測定し、一貫した正確な測定を提供します。


COMPARATOR BODYとINSERT
(COMPARATOR BODYとINSERT)

小林さんから譲ってもらったSinclair Bullet Comparator & Bump Gage BodyとINSERTです。
型番は#749-002-552(BODY) #749-000-929(INSERT/6mm)


組み込んだ状態
(組み込んだ状態)

COMPARATOR BODYとINSERTをセットにして組み込んだ状態です。上の切り欠き部分にノギスを入れます。 下部の穴に弾頭を入れます。


横から
(横から)

COMPARATORを横から見たところです。小ねじでINSERTを固定します。下は30口径用のINSERTです。




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