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(ネックアップ専用工具)
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ネックアップ専用工具は、Sinciair Expander Body(NT-EXP)とOversized Expander Mandreis(E24,0.001Oversized)を購入しました。
写真はマンドレルをボディに組み込み済みです。
小澤さんからエキスパンダーはネックターナーと同一のメーカーを使用しなければいけないと
注意を受けていましたが、最初は何を言っているのか理解できませんでした。
しかし、ネックターニングの行程まで行ったときにやっと分かりました。
理由は小澤さんのマニュアルにも書いてありますが、メーカーによって
ネックエキスパンダーの径が異なるそうです。
ネックターニングをするときのマンドレルの径に対して、0.001オーバーにすぎないので
違うメーカーにするときつくて入らないか隙間が開きすぎてガタが出る可能性があるようです。
ここでの作業に対する注意点は、ネックターニング用とエキスパンダー用は
マンドレルの型番が違いますので、取り違えないようにします。
逆に取り付けるとネックターニングしようとしても、薬莢がマンドレルに固くて入って
いかないでしょう。
最後にネックリサイジングダイスにかけることでネック径を決めるようです。
(IMPERIAL SIZING DIE WAX)」
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IMPERIAL SIZING DIE WAXが最適だというので、購入しました。
リサイジング用とネックブラシは共用しない方がいいみたいです。ネックアップするときに
ゴミなど付いているとまずいですものね。
(ネックブラシ)
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小澤さんのマニュアルでは指先にワックスを付けてブラシに付けるとありましたが、
ネックがまくれる失敗作が立て続けに出たので、直接ブラシを付けてたっぷりワックスを
塗ってみました。この方が私はいいような気がするのですが実際のところはよく分かりません。
(ネックブラシ2)
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写真のようにネックにたっぷりとワックスを塗ったらまくれによる失敗作は減ったような気がします。
(ロックチャッカーによるネックアップ)
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ロックチャッカーによるネックアップです。楽にできます。
(ストロークに注意)
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ストロークに注意します。通常のリロードの時のように一杯までハンドルを下げると
薬莢をつぶします。一気にハンドルを下げるのではなく、ちょん、ちょんと軽く当ててマンドレルと
薬莢のセンターを合わせるようにしてからゆっくりとハンドルを下げます。抵抗があったら
1センチぐらいでネックアップはほぼ終了しているはずです。
写真の位置以上ハンドルを下げると薬莢をつぶしますから注意します。
(ネックアップ途中の薬莢)
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ネックアップ途中の薬莢です。
(ネックアップ完成)
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ネックアップ完成です。
(前後の比較)
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ネックアップ前の220ラシアン(右)とネックアップ後の薬莢(左)です。
見た目でもネック径が大きくなったのが分かりますよね。
(失敗作品)
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ネックアップ作業を200本した中で、不慣れで失敗したと思われるもの12本、ネックが破けたもの10本、計22本が失敗作となりました。
写真の左側3本がネックが破けたケースです。
インペリアルワックス量の多少に関わらず発生しました。
やり方が悪かったのかラプアの品質に問題があったのか分かりません。
銀銃にラプアへ照会してくれるように依頼しました。
右側の4本は失敗作です。
ネックの先端がまくれたり引っかかったようなふくらみが付きました。
ケースとマンドレルが当たった瞬間にコツンとなったときにちゃんとセンターに当たらず
偏心していたのかも知れません。
ワックスの量が少なすぎたのかと思いたっぷりとネックブラシに付けてからいきなり
力を入れないようにしてちょんちょんと合わせてからハンドルを下げたら
これからは失敗作が皆無になりました。
(カスタム弾頭)
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ベンチレスト協会の大先輩に共同購入をお願いして入手したカスタム弾頭です。
SBの高級実包よりもお高いですが、ハンドメイドなのでなかなか手に入らないレア弾頭です。
箱に入ってくるかと思ったら、このラップ巻きには笑っちゃいました。
でも、弾頭がお互いに干渉して傷が付かないアイデアものかも知れません。
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ネックターニング
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(ネックターニング)
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シンクレアでネックターニングをしているところです。マンドレルの深さと
カッターの位置を決めるまで、何回か計測しながら削るため、無駄になる薬莢が発生しますが、
必要経費だと割り切らなければいけないでしょう。
ショルダーバンプを省略しましたので、マンドレルの長さを調整してネックを削る長さを調整しました。
実際の銃に撃針とスプリングを外したボルトが軽い抵抗で閉鎖される長さまで削ります。
(失敗作品)
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力のいれ加減に失敗して、薬莢がまくれてしまいました。インペリアルワックスをマンドレルと
ネックに塗って急に力を入れないように丁寧に回します。
(肉厚の測定)
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マイクロメーターでネックの肉厚を測定します。1カ所だけでなく数カ所で測定します。
マイクロメーターの読み方へ
(ランドタッチ)
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ランドタッチを計るため、弾頭にライターですすを付けて撃芯を外したボルトで
閉鎖してみました。ライフルリングがかんだ後が弾頭に残っています。
この薬莢はシンクレアから購入したネックターニング済みの薬莢です。
(使用前・使用後)
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左側の2本はシンクレアでネックターニング済みの発射前(左)と発射後(右)です。
右の3本は左が発射前、中央と右が発射後の薬莢です。
ファイヤーフォーミング1回目ですが、ボディがふくらんだ気がします。
ネック部分の汚れ具合でネックターニングがうまくいったかどうか判定するようです。
湖東さんに見ていただいた限りでは機械で安定して回したものと手回しでは肉厚の
ばらつきが汚れ具合で分かるようですが、ほぼ合格点をもらったと思います。
そうですよねぇ、湖東会長ぅ
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参考教本
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◆参 考◆
小澤さんのネックターニング教本
小澤さんの中級編マニュアルです。初級は必要最小限のみ実施しています。
中級編から1 プライマリーポケットの整形、2 フラッシュホール整形、3 ショルダーバンプ、
4 ケーストリミング、9 電動ドリルでの仕上げは省略可能とのことで実施していません。
マイクロメーターの読み方
小澤さんに教えて頂いたマイクロメーターの読み方です。
ビギナーにとって測定器具の目盛りの読み方は難しいので、助かりました。
ベンチレスト秘伝
湖東会長の論文です。とても参考になります。教科書として利用させていただいています。
スコープの合わせ方
湖東会長の論文2です。この間スコープ調整したときにちゃんと勉強してきたか!?とチェックされてしまいました。
ベンチレスト協会
ベンチレスト協会のHPには参考資料があります。また、談話室に質問をすると小澤さんや湖東会長を始めとする先輩が教えてくれます。
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