ライフル射撃用車いす

バスケットやテニスの場合は競技用専門の車いすになりますが、
ライフル射撃については、パラリンピックの試合と言えどもさほど
変わりません。　とは言っても、ルール上の制限はあります。
具体的には立射時に側板があると違反となるため、外せるように
しますが、伏射姿勢の時は側板や手すりがあっても、大丈夫です。

	ＳＨ１伏射射撃テーブル 田口選手取り付け事例
	（田口選手車いす正面） アテネ、北京、ロンドンパラリンピックに参加した田口選手の伏射用車いすテーブル装着です。 （田口選手車いす横） 横から見たところです。本人はいませんが射撃コートの位置に座ります。 （ステー取り付け位置） 車いすに穴を空けないようにとステーはベルトで留めてあります。車いすの既存の穴も固定に使っています。 （ステー取り付け位置） （T形支持棒） 先ほどのステーにT形支持棒を差し込みます。 （T形支持棒） T形支持棒の上にテーブルを載せます。 （収納状態） 遠征時はトランクにテーブルやT形支持棒をこのように入れておきます。 トランクに入るサイズでテーブル等は作成したそうです。 （テーブル固定金具） T形支持棒とテーブルを固定する金具です。上のピンでずれないようにして蝶ねじで固定します。 （田口選手） テーブルを持って説明する田口選手です。 （テーブルマット） ルールに合った厚さのテーブルマットは絶えず肘を付く場所が黒くなっています。 （テーブル固定位置） テーブル固定位置がずれないようにピンを刺す穴が空いています。 （固定状態） ピンは省略してありますが、固定した状態です。 （下から） 車いすのタイヤを外して下から見たところです。 車軸取り付け部分のフレームが割れていたので、修理するそうです。

	ＳＨ１伏射射撃テーブル 又吉選手取り付け事例
	（手順１） 北京パラリンピックに参加した沖縄県又吉選手の伏射用車いすテーブル装着の手順です。 (現在は腹ばいで撃っていますが、 体調によりまたテーブル伏射に戻るそうです) まず、車いすに垂直のパイプを取り付けています。 （手順２） 背もたれ下部のパイプ受けにＬ型のパイプを取り付けます。 （手順３） パイプ前方も下部からのステーと連結します （手順４） 左右をパイプでジョイントさせます。 （手順５） パイプの各ジョイント部のねじを締めて固定します。 （手順６） この上にテーブルを載せて完成です。 （手順７） テーブルに取り付けた金具でパイプを挟んで固定します。 追加写真を又吉さんにお願いしました。このため、手順６とは時点が違うので、タイヤの色や背景が異なります。 （手順８） 後はネジで締め付けて完了です。 （又吉選手の伏射） 又吉選手の伏射姿勢です。 現在では、床に腹ばい姿勢で撃っています。 （ニーリングスタンド） 又吉選手のニーリングスタンド（丸い方） （ニーリング姿勢の又吉選手） ニーリング姿勢の又吉選手。 （井元選手の車いす） 井元選手の伏射用車いすのセッティングです。

	ＳＨ２射撃スタンド取り付け事例
	（木下選手の車いす1） 兵庫県木下選手の車いすです。ＳＨ２用の射撃スタンド取り付けアームです。 （木下選手の車いす２） 手にしているホルダーを動かしてスタンドの取り付け位置を決めます。 （木下選手の車いす３） （木下選手の車いす４） 手にしているのがテーブルの裏側です。手すりに被せます。 （木下選手の車いす５） テーブルを取り付けたところ。

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