タンブラーのページ



タンブラーによる薬きょう磨き  
tumbler
(HITが購入したLymanのタンブラー)

撃ち終わった薬莢は何回も再利用しますが、火薬のすすなどで汚れます。手作業できれいにするには金属磨きを使ったり、優れもののクレージークロスを使ったりしましたが、結構疲れますのでとうとうタンブラーを買ってしまいました。
スイッチを入れると薬莢が渦のように回っておもしろいですが、同じ部屋で回すとはっきり言って結構うるさいです。
皆さん夜間に寝室から離れた部屋で回しているみたいです。私も1階の台所で回したところ2階の寝室では全く気になりませんでした。
回すと言っても回転するわけではなく、振動するだけです。電動餅つき器って知っています?あんな感じです。
もしかしたら餅つきも出来るかも知れないです。やったことがある人がいたら教えてください。


タンブラーメディアの比較  
ナッツメディア
(ナッツメディア)

暮れにタンブラーで薬きょうを磨きましたが、メディアをコーンからナッツにしてみました。
コーンはタンブラーを購入したときにおまけで付いてきたものですが、最近汚れが目立ってきたので、入れ替えました。
先輩方に言わせると、コーンに比べてナッツは汚れがよく落ちるが、時間がかかる。
コーンの方が手軽だという印象でした。
実際に使ってみた印象ですが、ほとんど同じ時間かけた結果では汚れ落ちが明らかに違います。
コーンではネックのすすがかなり残っていましたが、ナッツだときれいにとれてピカピカです。
私はこれでナッツ派になりました。


薬きょう
(薬きょう)

上が薬きょう磨き使用前で、下が使用後です。
実際にタンブラーをかけた時間は8時間ぐらいです。

コーンと正確に比較実験したわけではないため、正確ではありませんが。


振り分け
(振り分け)

バケツの上で薬きょうとメディアを分けているところです。



タンブラーによるモリコート処理  
モリコート
(初めてのタンブラーによるモリコート弾頭処理)

私はカベラスからモリコートキット付きツインタンブラーを購入しました。モリコート用に小振りのボールがもう一つ付いてきます。何のことはない真っ黒な粉末状のモリコート剤と弾頭をがらがら回せばいいと思ってやったのですが、写真を見たベンチレスト協会の小澤常雄さんから御指摘を受けました。

小澤さんのモリコート処理
(小澤さんのモリコート弾頭処理)

小澤さんから次のとおり御丁寧な指導をいただきました。

------------以下小澤さんのコメントです。-------------

JSHOT.COM(諏訪行弘氏)取り扱いの[TRU−KOTEモリブデン・ パウダー]によるコーティング方法を紹介します。

チルド散弾500g、モリコート材3g (ティースプーン1杯)、弾頭6mmCalで100個
上記は小さい容器にいれて、タンブラーの中のメディア上で振動させた場合です。
実際にはタンブラー(ポリの漬物容器の改造)に直接入れて振動させています。
その場合はチルド散弾1kg、モリコート材6g、弾頭 6mmCalで200 個処理できました。
30口径の場合は1回に100個処理しています。(処理時間はどれも75分で す)
3gのコート材で6mmCal弾頭は500個まで処理できるそうです。
その後は1/4スプーン(1g)の追加で、更に500個まで処理できるとなっ ています。
散弾の処理能力は一定の限度(寿命)が有り、ある程度使うとモリコート材の乗 りが悪くなるそうです。
その時点で交換しないといけないとなっています。そこまではモリコート材を補 充しながら使う事になります。

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小澤さんありがとうございます。

セラミックタンブラーメディア
(セラミックタンブラーメディア)

そう言えば、上の写真のとおりスチールボールの代わりにセラミック、タンブラーメディアが入ってきました。

セラミックタンブラーメディアを混入
(セラミックタンブラーメディアを混入)

まず、モリコート材をタンブラーの中から取りだしてから、セラミックタンブラーメディアと少量のモリコート材を短時間タンブラーにかけてから、弾頭を入れるのだと教えていただきました。
小澤さんの写真と比べると、取りきれなかったモリコート材がかなり多かったようで弾頭にへばりついているコート材が多いですね。
それでも、以前のやり方ですと、粉が舞いますのでマスクは必要だったのですが、だいじょうぶになりました。
弾頭にへばりつくコート材の量は減りましたが、まだ入れすぎだったので新聞紙の上で転がしてある程度取ってから、ぼろ切れでふき取って終了しました。最終的な処理後の見ばえはバーガーの弾頭とそれほどかわりません。
あと、小澤さんからの御指摘の追加ですが、弾頭の前処理をしないと弾頭の表面には油が付いていることが有るので、乗りが悪くなりムラになる事があるそうです。
もしそういう状態が見られたら弾頭の前処理が必要になるので、車のブレーキクリーナーか熱湯で洗浄してみて下さい。と御教示いただきましたが、私は前処理なしでやってしまいました。
次回からは前処理もしたいと思います。
また、処理時間も正確にタイマーで計った方がよいようです。

弾頭
(処理済と未処理の弾頭)

ちょっとピンぼけですが、左側がモリコート済の弾頭です。銅が露出していませんので、銃身内へのこびりつきが少なく銃身寿命が延びると言われています。
また、摩擦係数が下がるので、パウダーも気持ち多く入れます。

使用レポートです。(最初のモリコート処理です)
7月22日に練習してみました。シエラの107grの弾頭にIMR4895を通常弾頭より0.5gr増加と1gr増加のパターンで試射しました。ラプアの工場装弾の弾着位置に近づいてきました。岩手における大口径全日本ライフル射撃競技選手権大会では1grアップの29grで撃ってきました。
もう少しパウダーを増量して加速できそうですが、異常高圧に気を付けていこうと思います。
いろいろと先輩方に教えてもらったところでは、雷管のへりと薬莢の間隔がなくなってペッタンコになったり、薬莢内の圧力が高くなったために雷管のへこみが浅くなってくると危険信号だそうです。
それでもパウダーを増やしていくと撃ったときに雷管がぽろっと落ちたり、雷管のへこみがクレーター状態になり、ついには雷管突破するそうです。おおこわ。

蓋をしたところ
(蓋をしたタンブラー)

うるさいのでとりあえず、蓋をしてタンブラーを回します。






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